∴聖武天皇のベットにワラ畳が敷かれる
∴工匠としての畳技術者が出現
古事記中巻(神武天皇の条)に「葦原の しけしき小屋 に すがたたみ いやさや敷きて わが二 人寝し とよみたまひき」と、須賀多多美(菅畳)についての記述があり、また古事記中巻(景行天皇の条)には、「海に入りまさむとする時に、菅(すが)畳 を八重、皮畳を八重、きぬ畳を八重、を波の上に敷きて、その上に下り坐しき」といった記述もみられる。さらには、海幸彦(うみさち)・山幸彦(やまさち) の物語 (日本書紀巻二)には、「海神、ここに八重畳を鋪(し)きて、ひきいれまつる」などと、八重畳についての記述もみられる。