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畳百科 農学博士、森田洋氏レポート

2.イグサは昔、薬草であった!

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(農学博士、森田洋氏レポート)

江戸時代まではイグサを薬草として使用していたことが示唆されます。

イグサは日本最古の本草書である本草和名(918年,深江輔仁)にも記載され,日本最古の医書である医心方(984年,丹波康頼)では薬草としての記述があります。
更 に江戸時代に編纂された百科辞典である和漢三才図会(1712年,寺島良安)や薬草が記載されている本草綱目啓蒙(1803年,小野蘭山)においても,イ グサの薬草としての歴史を紐解くことができます。和漢三才図会によると,イグサを細かくすりおろして灯心部分だけを取り出し,これを煎じて飲むことにより 感染による炎症を抑え,水腫改善に効果があるとの記述があります。
また焼いて灰にしたものを飲用することで,喉の疾患を和らげるとの記述もあります。

江戸幕府の医療施設であった小石川養生所(現小石川植物園)にもイグサが標本植物として栽培されており,このような事実をあわせても江戸時代まではイグサを薬草として使用していたことが示唆されます。

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和漢三才図会(1712年,寺島良安)

 

 

 

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森田  洋(農学博士)氏 プロフィール
名古屋市生まれ
平成11年九州大学農学研究科博士課程修了、国立八代高専生物工学科助手を経て、平成13年4月より北九州市立大学国際環境工学部環境化学プロセス工学科講師。
専門は生物資源工学、食品工学、発酵工学。

イグサは「敷いても健康,食べても健康,浸かっても健康」な農作物であります。是非皆さんも1000年以上の歴史をもつイグサをもう一度見直し,日本を代表する農作物として愛していってほしいと切に願っています。
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