刈り取ったイグサ(藺草)は、い泥にようく浸します。
これはイグサ(藺草)の色が変わらないようにするためです。 これを“泥染め”作業といいます。 これはイグサにとって重大なお化粧作業です。
泥染め作業は 手作業と機械作業で染めます。この作業が終わってから、乾燥させるのですが、以前は天日乾燥でした、しかし現在日本では、イグサ(藺草)の天日乾燥は無くなりました。
生乾燥時のい草を泥染めする習慣は、昔よりありました。泥に浸けないで乾燥させるときれいな青い色に乾燥できないのです。
(泥染めしないで乾燥させるとなぜか、道路端の雑草を刈り取り放っておくと枯れ草色に成りますが、そのような色になります。泥にまぶして乾燥させることにより、乾燥を早めると思われますが、原理は未だに分かっていません。)
現在でもほぼこれと同じ事を行っていますが、一部の畳表には泥の他にも見た目を良くするために添加剤を入れたり、織り上げ後に大掛かりな設備で着色をしている畳表もあります。。。
畳表の泥染め加工について知りたい方は 「畳表の泥染め加工とは 」 にございます。
これが い泥です。
画像は 株式会社ヤマネさんから頂いた画像を使用しております。