日本国産畳専門店・ものづくりマイスター「畳屋くまちゃん」熊木畳本店の総合サイトです。 日本国産畳推奨。埼玉県川口市から埼玉県南部と東京都23区を営業エリアとして施工している畳店です。縁付畳、縁なし畳、琉球畳 さらに襖、障子、網戸を承っています。

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畳百科 農学博士、森田洋氏レポート

畳の学習への効果

投稿日:

(畳部屋における中学生の学習機能に関する報告)

畳の部屋で学習することにより,集中力の持続性が向上する可能性

(※下記は北九州市立大学国際環境工学部 農学博士、森田洋 氏より頂戴いたしましたレポートです。)
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森田 洋(農学博士)
北九州市立大学国際環境工学部

1.緒言
イ 草の生産量激減は深刻な問題であり,2001年にネギや生シイタケとともに,輸入を制限する暫定的なセーフガードが発動されたことは記憶に新しいことであ る。暫定的なセーフガードは,結局本格発動されないまま今日に至るが,イグサの生産者,そして畳屋側においても,国際競争力に強い産業をイグサで新たに作 ることが求められているように感じている。また畳表の機能性を明らかにすることで,化学物質主体の建築様式から天然健康素材を使った建築様式に回帰し, 我々に健康で安全な生活を与えるものであると確信している。
本研究では,畳の新しい機能性を探るべく,八代市内の中学生に協力していただき,畳表の部屋と一般のフローリング部屋とで,学習機能にどのような違いが起こるかについて解明を行なった。

2.実験方法
2-1 畳表
調査研究に使用した畳表は「いやしの表」(いやしの会,熊本県八代市)を使用した。この畳表は農薬の使用を極力抑え,残留農薬が検出されない安全性の高い表である。
2-2 被験者
被験者は八代市内に在住の中学生(13歳~14歳)19名を対象とした。内訳は中学1年生12名(男11名、女1名)、2年生7名(男4名、女3名)である。ヘルシンキ宣言の精神に則り,試験の主旨及び内容を説明した。
2-3 試験場所
八 代市鏡町にある農村環境改善センターにて試験を行なった。センター内の2部屋を使用し,1部屋(イグサのある部屋)には周囲と床にいやし表を敷き詰めた。 これに机を入れ,畳に座って試験が実施できるようにした。もう1部屋(イグサのない部屋)には通常の会議室を使用した。ここには机と椅子を入れて,椅子に 座って試験が実施できるようにした。
2-4 調査方法
2006年2月18日午前9時から試験を開始した。まず被験者はグループA~Dに分 けた。グループA及びBはまず,イグサのない部屋(会議室)で1時間過ごし,その後,小学生レベルの簡単な算数の問題を1時間解かせた。算数の問題はAと Bの2種類用意し,グループAには問題Aを,グループBには問題Bを解いてもらった。なお問題はそれぞれ234問あり,1時間で解くには内容として多い量 としている。また,問題Aと問題Bは順番を無作為に入れかえているだけであり,全く同一の問題である。内容は小学生程度の簡単な足し算,引き算がベースで ある。その後,グループA及びグループBを畳のある部屋に移動させ,1時間自由に過ごしてもらい,その後,再び畳部屋で問題A(グループB)と問題B(グ ループA)を1時間解いてもらった。算数の問題の成績を集計し,畳部屋と畳のない部屋で比較した。
グループC及びDは反対に,イグサのある部屋で 1時間自由に過ごしてもらい,その後,小学生レベルの簡単な算数の問題を1時間解かせた。グループCには問題Aを,グループDには問題Bを解いてもらっ た。その後,グループC及びグループDを畳のない部屋に移動させ,1時間自由に過ごしてもらい,その後,再びその部屋で問題A(グループD)と問題B(グ ループC)を1時間解いてもらった。算数の問題の成績を集計し,畳部屋と畳のない部屋で比較した。

3.結果
結果を下表に示す。問題の解答数は畳の部屋と,畳でない部屋とでは,畳の部屋で解答したほうが,解答数が大幅に増加することが明らかとなった。
正解率についても,畳の部屋のほうが優れた結果に終わった。しかし畳で解いた被験者群は解答数が多かったのにもかかわらず,正解率が同じ結果に終わったことは,畳の部屋で学習することにより,集中力の持続性が向上する可能性が示唆された。

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興 味深い結果は,普段畳の部屋で勉強している被験者群,畳のない部屋で勉強している被験者群を集めて,集計をとったものである。普段,畳のある部屋で勉強し ている被験者が畳の部屋で勉強した場合,最も解答した問題数が多く,正答率も最も高い傾向にあった。この結果から普段,畳の部屋で勉強をしている子供が, 畳の部屋で最も集中力が持続する傾向にあることが示唆された。この被験者群が畳のない部屋で問いた場合は,解答数,正解率ともに大幅に減少する傾向が認め られた。
反対に普段畳のない部屋で勉強している被験者群が,畳のない部屋で問題を解いたときに,最も解答数が少ない結果となった。この被験者群が畳の部屋で解いた場合は,解答数が増加する傾向が認められた。
被験者の絶対数が少ないため,詳細な検討が今後必要であるが,畳の集中力持続効果について,興味ある知見が得られた。

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森田  洋(農学博士)氏 プロフィール
名古屋市生まれ
平成11年九州大学農学研究科博士課程修了、国立八代高専生物工学科助手を経て、平成13年4月より北九州市立大学国際環境工学部環境化学プロセス工学科講師。
専門は生物資源工学、食品工学、発酵工学。

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